1.中心市街地の情報収集と活用
(1)空き家・空き店舗等の物件情報の収集・整理
・中心市街地に事業用不動産(店舗、事務所等)を所有する者の情報を把握し、特に既に遊休化している物件に関しては、今後の活用法等の意向を収集する。また、可能な限りデータベース化を進める。
(2)出店希望者の掘り起こし
・中心市街地の空き家・空き店舗を対象とした「空き家見学会」を年6回(5月、7月、9月、11月、2月)開催する。
・空き家等の物件紹介だけではなく、まちの特長や魅力、新規出店事例なども交えた、まち歩き要素を強めた親しみやすい見学会とすることで、参加者の敷居を下げ、より多くの人の参加を促し、出店希望者の掘り起こしに繋げる。
2.まちづくり人材の育成
(1)中心市街地活性化に関するセミナーの開催
・商店街に関わる方などを対象に、今後自身がどのような街にしていきたいかのイメージを持ち、目標に向けて何をすべきか、商店街としてどうするべきかを示せるようなセミナーを開催していく。
3.賑わい拠点の立上げ
(1)賑わい拠点の整備
・令和3年より空き店舗となっている「カネイチビル1階」の片付け等を行い、今後、賑わい拠点として使用可能な状態とするための整備を進める。
・拠点の整備にあたってはNPO法人維新塾と 連携して、合計4回程度の参加型ワークショップを開催し、市民を含む多くの人を巻き込みながら実施していく。
4.道路・公園等の公共空間の有効活用
(1)Park(ing)Dayの手法を参考にした参加者向け講習と実践
・令和4年度に実施したPark(ing)Dayの手法を参考に、県内外の学生や市内若手社員等を対象とした講習会を実施して、参加者自らが「過ごしたい空間」を考え、実現する。
・実施にあたっては、Park(ing)Dayの普及に努めている(一社)ソトノバを講師として招き、空間づくりについての講義や、中心市街地のまち歩き、過去事例の紹介、参加者へのアドバイス等を行いながら進めて行く。
・本事業により、参加者が空間づくりやまちづくりに興味を持ち、今後の中心市街地活性化を担うプレイヤーを志すように努める。
5.情報発信の強化
・LCV-FMを活用した情報発信を引き続き実施し、商店主を招いた個店の情報発信のほか、各種イベント等のPRも行う。
・令和5年度からはLCVの意向により、ラジオ放送の様子がLCV内のテレビ番組でも併せて放送されることから有効活用を図る。
6.中心市街地イベントの実施支援
(1)第71回岡谷きつね祭
・童画館通り商業会、イルフプラザ店舗会、いとまち商業会等の関係団体と連携して、イベント内容の検討や開催に向けた準備等の支援を行う。
7.商業活性化補助金の交付
(1)補助制度の事務対応
・各商業会や商業団体等が実施する市内商業振興や商店街整備などの取り組みを対象に、予算の範囲内にて補助金の交付を行う。
8.その他
(1)岡谷TMOまちなか活性化推進委員会
・各種事業の円滑な実施のため、委員会を開催し、委員より助言や提言をいただき総括を行う。
・委員会の開催は4月と10月の年2回とするが、必要な場合は随時開催する。
(2)岡谷市商業活性化会議
・令和元年10月に開始した岡谷市商業活性化計画において、商業活性化会議への出席および提言、ワーキンググループ部会への参画のほか、第2次岡谷市商業活性化計画策定に向けた商業環境調査等の取組みに参加する。
(3)情報交換会
・毎月1回、岡谷市商業観光課、商工会議所、岡谷TMOの3者で情報交換会を開催し、それぞれの事業について情報共有を図り、事業推進への協力や課題解決に向けた協議を行う。